第11回:またいつの日か!/「トヨタTF-102」(ダイヤペット・1/20)
2002年にはじまったトヨタのF1活動もとうとう終焉を迎えてしまった・・・。
今年の前半からトヨタもF1を撤退するかもしれないというニュースが流れてはいたが・・・結局残念な結果になってしまった。時代の変化が決断の先送りを許さなかったのか・・・?トヨタF1ティームの活動は8年間、表彰台の一番上には上がれなかった。結局のところティームをコントロールするトップ・マネージメントの不備から来ているのではないかと私は思う。それは去年撤退したホンダにも言えることだが・・・。
これから、日本のモータースポーツファンにとっては、つらい時代を過ごさなければならないのだろうか?。 でも、むかしのF1のようにプライベート・ティームが活躍する素地が生まれるのかもしれない。
2002年デビュー・イヤー、トヨタTF102は「ミカ・サロ」が初戦オーストラリアGPで堂々の第3位。さらに第3戦ブラジルGPでも第3位とポディウム(表彰台)に次々とのぼり上々のスタートを切って、大きな期待を抱かせるものであった。しかしながら、その後失速。 結局、獲得したポイントはこの2戦のみで終わってしまったのが非常に残念だった。
今回紹介するのは2002年ブラジルGPで3位に入った、「ミカ・サロ」のTF−102をレジン製・1/20スケールで、あのダイヤペット(アガツマ)が発売したモデルである。ケースつきの100個限定としてリリースしたもので、バリエーションの計画もあったようだが、この1点で終わってしまった。このモデルはエンジンレスのディスプレー・モデルとなっている。私にとっては当時トヨタF1デビューの熱気にあおられたなかで購入したモデルであった。また、いつの日かトヨタF1がなんらかの形で復活して欲しいと思う今日この頃である。
ひょっとしたら次は内燃機関ではないのかも・・・? |