第2回:世界中で活躍
トヨタ ランドクルーザー (モデルペット)
いまや、日本を代表する4輪駆動車、トヨタ・ランドクルーザー。アフリカや中東、シベリアのニュース映像に映る、愛称「ランクル」に接するたびに、さまざまな条件の場所で使われているんだなぁとつくづく感じる。今回紹介するモデルは、1960年発売の『モデルペット#04
トヨタ・ランドクルーザー』。1955〜60にかけて作られたFJ21をモデルにしている。ランクル20系は、1951年警察予備隊(自衛隊)向けに開発された「トヨタ・ジープ(結局、三菱製のジープを
採用)」をモデルチェンジしたもので、ほとんどが輸出にまわされ、1960年代前半までトヨタにとって北米での稼ぎ頭であったモデルだ。
モデルペットのランクルはとてもシンプルな成り立ちながら、特にフロント廻りの造形は実車の雰囲気を良く再現した見事なものだ。肉厚のボデーにシートはダイキャスト、さらにいさぎよくプラスティックは使われていない。 ダークグリーンのボデーに
ピンクのシートの色合いはモデルらしさとおもちゃっぽさの絶妙なバランスとなっている。このランクルの塗装は他のモデルペットに比べてかなり丈夫なようだ。散々遊びこんでいるのに傷みがほとんどない。スケールは「1/42」。残念なことに箱は無い。
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