第24回:グレイハウンド・バス/ブリキ製 (日本製)
「グレイハウンドバス」はカナダからメキシコまで、北アメリカを代表するバス会社である。映画などでもおなじみのこのバスは、サイドにグレイハウンド犬が描かれ、1913年に誕生して以来、100年近くの歴史を誇る。
グリースのお客様にも、若い頃仕事で、全米をグレイハウンドバスで飛びまわっていたとおっしゃる方もいた。
今回ご紹介するのは、そのグレイハウンドバスで、おもちゃメーカー不詳の日本製ブリキ製品である。実車のバスは、GMが1959年にニュールックバスとして登場させ、1986年までの長い間作られていた。「フィッシュボウル(金魚鉢)」の愛称で親しまれていた。
このおもちゃは、窓に運転手や乗客が美しくプリントされた3ピースのブリキボデーに、フロントスクリーンとして別パーツのプラスティックが使われている。後輪にはブリキのクルマに定番のフリクション機構が組み込まれている。
1970〜80年代頃の製品か、ボデーの後部に小さく「Made in Japan」とはいっている。
ちなみにこのバスは、数年前にパリの「レトロモービル」に出ていたおもちゃ屋さんで見つけて、そんなに高価ではなかったので購入したもの。(全長、27、5cm) |