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Column
私のおもちゃ箱から

第29回:ヴァルトブルク 311・キャンピング・リムジーン/IST(1/43)


私にとって、子供の頃の自動車の教科書はモーターショーの時に発行される、おなじみの「自動車ガイドブック」と朝日新聞社が発行していた「世界の自動車」であった。これらは日がな一日中眺めていても飽きることが無かった。今では自動車年鑑といったものが、日本の出版物ではほとんどなくなってしまったが、当時はまだ数種類が毎年発行されていた。その中でも特に「世界の自動車・1960年版」は、背表紙がボロボロになるまで見続けたものだった。後年、古書店できれいなものを入手し、ボロボロの本は大学の級友のものとなった。イタリアにフェラーリという世界一早いスポーツカーがあるというのもこの本で知ったし、クルマの形の名称であるサルーンやクーペなどの違いもこの本で学んだものだ。 
この本の中で、私にとって一番気になるクルマが、今回紹介する『ヴァルトブルク・キャンピング・リムジーン』だった。当時、東ドイツに残された旧BMWの工場で、戦前の「DKW」の流れを汲む設計で、1955年から65年まで製造されていた。4ドアセダン・クーペやロードスターなど豊富なバリエーションがあった。なかでも、このキャンピング・リムジーンは後部サイドウインドーがルーフまで回り込んでいて、当時の小型車としては、私にとって斬新なデザインに映ったのかもしれない・・・。今の視点で見れば大したことが無いかもしれないが・・・。なんと最近、このクルマがモデルカーとなって登場したのである。私にとってはビックリ仰天ものであった。モデルメーカーは「IST社」でソ連・東欧車をメインにするIXOのブランド。実車を見る機会がないので、どのようなクルマか詳細は判らないが、モデルが出て大変感動した。なかなか見ることが叶わないクルマが、モデルとなって手もとにあるというのは非常に楽しいものである。


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