お台場グリース

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お台場のトヨタパレットタウンメガウェブヒストリーガレージ 1Fにある「ミニカーショップ・グリース」

Column
私のおもちゃ箱から

第37回：サブマリン 3007／シュコー

パリの中心からメトロで数分のところに「蚤の市」で有名なクリニャンクールがある。　地下鉄の駅を上っていくと西アフリカ系の人たちの屋台や出店が迎えてくれる。　そして、高速道路をくぐるとその一帯がパリ最大の蚤の市である。　人によっては観光客目当ての蚤の市だということらしいが・・・。　パリに行った時には、週末に必ずここを訪れることにしている。　かなり広い迷路のような敷地には、アールヌーボーの家具から小物雑貨まで大小さまざま、玉石混交の品々が並べられている。　もちろんおもちゃを専門に扱っているお店も何軒か見られる。　
今回のシュコーの『サブマリン３００７』は、そんな蚤の市のなかの比較的こぎれいな、おもちゃ専門店ではないお店のテーブルに置かれていたもの。　ドイツの老舗シュコーが1961年から生産した潜水艦のブリキおもちゃである。　メインの船体はブリキで船腹と潜望鏡室がプラスティックで作られている。　ぜんまいが内装されていて、そのぜんまいによって動かすことが出来る。　ブリキの船体のふっくらとした形状とマルーンの色合いが何ともいえず、一度お店を出たものの結局は買ったものである。　私が手に入れたものはプラスティックの船腹が割れていて、いわゆるミントインボックスではないものの、その雰囲気に魅せられてしまった。　この旅では、この後ユーロスターにのってロンドンへ行ったのだが、パリの駅の荷物検査にひっかかり、トランクの荷物を全部ひっくり返されてしまった。　どうも、このブリキの潜水艦が問題になったようで、レントゲンに映った、その形やメカニズムが拳銃のようなものを連想したのかも・・・。

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