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Column
私のおもちゃ箱から

第42回:BMW507 / Marklin (1/43)


『メルクリン』はドイツ、ニュルンベルグの150年の歴史を誇るおもちゃ・模型メーカーである。とくにすぐれたメカニズムや耐久性に定評がある。おもちゃコレクターにとっては戦前の製品は垂涎の的である。現在のメルクリンは鉄道模型が主力で、独自のシステムに加えて、最新のデジタル・コントロールを積極的に取り入れ、この分野のデジタル革命を主導するメーカーのひとつである。そのメルクリンは1970年代まで、おおむね1/43スケールのダイキャストモデルカーを少ないながら販売していた。
今回紹介するモデルは、メルクリンが1960年代にリリースしていた「BMW 507(#8022)」である。 BMW 507は1956年から59年に作られた2座スポーツカーで、ボデーデザインは、日産でデザインコンサルタントを務めたこともあるアルブレヒト・フォン・ゲルツ。このころのBMWはまだ第2次世界大戦の影響を引きずり、現在のようなブランドイメージを確立できていなかった。507はメルセデス・ベンツのSLシリーズの対抗馬でもあったが、比較的高価であったためか少量の販売に終わってしまった。しかし、この507のイメージは現代のZシリーズのデザイン・イコンとして蘇っている。
このメルクリン製・BMW 507は肉薄のダイキャストボデーで、非常にシャープで彫刻的な仕上がりである。インテリアもウインド・スクリーンも無い・・・。塗装もボデーカラーとライトやバンパーのシルバーペイントのシンプルな塗り訳けながら、実車のイメージをよく捉えたものである。実際のスケールは1/48くらいの小ぶりなものだ。カラーバリエーションは数色あるのだが、わたしの507はペールブルーグリーン。ブリキ製の底板に刻印された「Made in Western Germany」の文字印が時代を感じさせられる。箱のデザインは同時代の鉄道模型と同じイメージのものになっている。


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