top | contact | shop info
open: AM11:00〜PM 9:00 Tel:o3-3599-o6o1
休館日は、不定期となっておりますのでこちらをご覧ください。
 お台場のトヨタ パレットタウン メガウェブ ヒストリーガレージ 1Fにある「ミニカーショップ・グリース」





Column
私のおもちゃ箱から

第44回:グラーフ・ツェッペリン D-LZ130 / MARKLIN #11400


かすかなエンジン音を響かせながら空を漂う飛行船の姿は、ほかの飛行体には無いほのぼの感がただよっている。 飛行船といえば、ヒンデンブルグ号の事故の映像やその写真をモチーフにした、英国のロックバンド「レッド・ツェッペリン」のアルバムジャケットにも印象深いものがある。 飛行船のおもちゃには、以前、ある方のいぶし銀のようなヴィンテージ・トイの飛行船コレクションを見た時には、流線型あるいはティアードロップ(涙滴)型に胸ときめかす者として感動した思い出がある。
この「グラーフ・ツェッペリン D-LZ130」モデルはドイツ、メルクリン社が1999年、創業140周年を記念して作った、長さ60cm(約1/400)、2000g弱のブリキ製品である。 10年ほど前、それ以前にも立ち寄ったことがあるミラノのおもちゃ屋さん(残念なことに数年後行ったときにはなくなっていた)のショーケースに飾られていたものを即買いしたもの。 その時、そのお店の品のよい女主人から「ボックスが今ここにはないので、明日来い」と言われ、翌日10時のオープンにあわせて飛んで行き、15時の飛行機に間に合ったという思い出がある。 また、大きなボックスだった為、客室乗務員に頼んでなんとか保管場所を確保してもらって日本に運んだものだ。
「グラーフ・ツェッペリン D-LZ130」の実機は1938年に初飛行した2号機で、全長244m、乗員乗客約80名の機体をメルセデス・ベンツ製16気筒・985馬力ディーゼルエンジン4基により、最速131km/hの性能をだしたが、1940年には解体されてしまったと記録されている。 ちなみに、ダイムラーベンツのエンジン設計者であった、マイバッハがツェッペリンの生みの親、ツェッペリン伯爵の為に作った会社が「マイバッハ」であり、この成り立ちが、むかしも今もマイバッハ・ツェッペリンという名のる高級車の由縁となる。  このメルクリンの飛行船を入手してから、いつのまにか私の飛行船コレクションも空気で膨らますヴィニール製品を含めて7〜8機に増えつつある。


個人情報について | 会社情報 | お問い合わせ | アクセス | サイトマップ
Copyright(C) 2016 Hokuto International LTD. All Rights Reserved.