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Column
私のおもちゃ箱から

第61回 わたしのおもちゃ箱から  ブルーバード CN7 MARX TOYS (全長:220mm)
 スピードボートが激しく水面から跳ね上がるシーンをNHKの朝のニュースで見たことが今も記憶に残っている。この時、事故を起こしたパイロットがドナルド・キャンベルだった。イギリス人の彼は水上や陸上でのスピード記録に挑戦し続けたが、この事故が彼には最後の挑戦となってしまった。1967年1月4日の出来事だった。
1964年7月17日、ドナルドはオーストラリアのアイル湖で時速403,10マイル(648,73キロ)の地上スピード記録を達成した。その時操縦したブルーバードCN7は当時の英国の技術を結集したプロジェクトによって生まれたものだった。ブリストル・シドレー製のプロテウス・タービンエンジンを積んで4輪を駆動。時速475−500マイルを目指して、1960年に完成した。タイヤを駆動するスピード記録車の最後の1台でもあった。 ブルーバードのモデルはコーギーからベストセラーのダイキャストモデルが出ていたが、今回紹介するおもちゃは、アメリカのマルクス・トイが1960年代に発売した製品だ。香港製のプラスチックボデーでフリクションモーター付きである。ブルーバードの名にふさわしい、きれいなブルーの発色をしている。本来ならばフロントに英国国旗のデカールが貼ってあり、記録を出したクルマには垂直尾翼が装着されている。 スピード記録にチャレンジするクルマは独特なスタイルを持ち、以前から私はそのかたちに魅了されていた。かつて英国製のとても魅力的なホワイトメタル製のモデルが出ていたが、当時の私にはちょっとばかり高価であった。近年、レジン製のモデルが色々リリースされてうれしいかぎりである。 ブルーバードという名称は、ドナルドの父親、サー・マルコム・キャンベルが1920〜30年代に陸上スピード記録に挑戦していたころから使われていたものらしい。


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